http://www.sankei.com/west/news/150113/wst1501130008-n1.html
（産経ＷＥＳＴ ２０１５年１月１３日付記事より）

 

一口サイズの薄皮ギョーザで有名な「丸正餃子店（大阪府大東市）」が、

よく似た店名で営業され、利益を侵害されたとして、

ギョーザ専門店「餃子の丸正」を経営する「㈱丸正」（同府門真市）に対し、

表示の使用差し止めと６５００万円の損害賠償を求める内容の訴訟を

大阪地裁に提起していました。

 

その結果、㈱丸正側が丸正餃子店に「餃子の丸正」に係る商標権を譲渡し、

４月以降「中華丸正」の店名で営業するなどの内容で

和解が成立したそうです。

 

ですが、そもそもは、「丸正餃子店」が「丸正」という商標を

「第３０類　ぎょうざなど」、「第４３類　ぎょうざを主とする飲食物の提供など」

で登録を受けていなかったばかりに、㈱丸正に「金太郎餃子の丸正」という

商標を同指定商品・役務（サービス）について登録を許してしまい、

その後、（おそらく慌てて）同指定商品・役務（サービス）について

「丸正餃子店」という商標の登録を受けたものの、さらにその後、

登録商標「金太郎餃子の丸正」の影響からか、

㈱丸正に「餃子の丸正」という商標を同指定商品・役務（サービス）について

登録されてしまったというところかと思料します。

 

商標登録は、タイミングが大切です！