海老蔵が人気演目の商標登録を乱発 特許庁が拒絶すると不服審判を…真意は?

 

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/03051056/?all=1
(デイリー新潮 2022年3月5日付記事より)

 

デイリー新潮が、「大名跡『團十郎』襲名を控える市川海老蔵(44)が、歌舞伎にかかわる商標登録を乱発。認められないと知るや、特許庁と大立ち回りを演じているとか。」と報道しています。

 

ですので、調べてみました。

 

市川海老蔵さんが代表取締役をお務めの「株式会社成田屋」は、これまで73の商標登録出願を行っています。古いものですと昭和57年、新しいものですと昨年の出願です。

 

そして、そのうち現状で登録を受けている商標は、68です。しかも現状、拒絶査定が確定した商標は0です。

 

これは「乱発」どころか、「的確な商標登録出願を行っている」ことを示しているといえるでしょう。

 

特にデイリー新潮が取り上げているのは、「勧進帳」、「暫(しばらく)」、「歌舞伎十八番」という、人気3演目の名称です。

 

しかしながらこれら名称も、普通名称化したかどうかは別として、「株式会社成田屋」が有名にした名称であることに争いがないのですから、「株式会社成田屋」が商標登録出願すること自体には、違和感を感じません。

 

むしろ違和感を感じるのは、デイリー新潮の「論調」です。「株式会社成田屋」の商標登録出願の実態を知らずに、この記事だけ読めば、市川海老蔵さんが悪者扱いされてもおかしくないでしょう。

 

マスコミ報道の実態を垣間見たように思います。

 

きらめき国際特許事務所特許

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