https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/17/news189.html
(IT media NEWS 2023年5月17日付記事より)
すでに各メディアで大きく取り上げられていますので、ご存知の方も多いと思いますが、コナミグループ子会社のコナミデジタルエンタテインメント(KDE)が、サイバーエージェントの子会社であり、ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」を開発・提供するCygamesを特許権侵害で提訴しました。
その内容は、差止請求と40億円の損害賠償請求です。
当然ながら、KDE社は、事前に、Cygames社へ特許権侵害の件を通告しています。これに対し、Cygames社が特許権侵害を否認したため、提訴に至ったわけです。
世間へ与えるインパクトは大きいでしょうが、知的財産の侵害訴訟はこういうパターンになることが珍しくありません。
ただ、サイバーエージェントとCygames社が、まるで世間を味方につけるかのような内容で、提訴された旨をいち早く発表したという印象が、正直、否めません。
おそらく、コナミ側もそのように感じているのでしょう。それ故、「遊びを奪うのが目的ではない」との回答がされているのだと見受けます。
ただ、裁判では、そういうのはお構いなしです。
ちなみに、知的財産に関する裁判の進行ですが、原告と被告が侵害か否かについて主張し合った後、裁判所が心証を示します。ここまでが「侵害論」と呼ばれるステージです。この時点で「侵害ではない」との心証が示された場合、通常は判決となります。
一方、「侵害である」との心証が示された場合は、損害賠償についての協議に移るか否かです。損害賠償についての協議のステージは、「損害論」と呼ばれています。
損害論へ入る場合は、大抵の場合は「和解」に向かいます。和解も、訴訟内で和解する場合と(訴訟上の和解)、被告と原告の間だけで行なう和解(訴外の和解)の2種類があります。
さて、本件の場合、帰趨するところがどこになるのでしょう。
きらめき国際特許事務所
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