シミラー医薬品で欧州市場進出進めるサムスン

http://japanese.joins.com/article/642/195642.html?servcode=300&sectcode=320
(中央日報 2015年1月22日付記事より)

 

韓国サムスンの関連会社であるサムスンバイオエピスは、

ファイザーのリューマチ関節炎治療薬「エンブレル」の

バイオシミラー(後発医薬品)である「SB4」の販売許可審査に

本格着手したとのことです。

 

ここで、後発医薬品なのに、なぜ「ジェネリック」といわずに

「バイオシミラー」といっているのか、ご存じですか?

 

「ジェネリック」とは、化学式で表される化合物である

「低分子化合物」薬についての後発医薬品をいいます。

低分子化合物の場合、その構造さえ分かれば

化学合成により同じものが作れます。

 

したがって、「ジェネリック」は

「低分子化合物の先発医薬品と同一の医薬品」になります。

 

一方、「バイオシミラー」とは、タンパク質などの

「高分子化合物」薬についての後発医薬品をいいます。

高分子化合物の場合は、分子構造が複雑ですので、

同じもの作るのが困難です。

 

したがって、「バイオシミラー」はその名の通り、

「高分子化合物の先発医薬品と同等/ 同質の医薬品」になるのです。

 

サムスンが後発医薬品、しかもバイオシミラーの市場に

進出するとは驚きです。