2015年2月21日
http://japanese.joins.com/article/642/195642.html?servcode=300§code=320
(中央日報 2015年1月22日付記事より)
韓国サムスンの関連会社であるサムスンバイオエピスは、
ファイザーのリューマチ関節炎治療薬「エンブレル」の
バイオシミラー(後発医薬品)である「SB4」の販売許可審査に
本格着手したとのことです。
ここで、後発医薬品なのに、なぜ「ジェネリック」といわずに
「バイオシミラー」といっているのか、ご存じですか?
「ジェネリック」とは、化学式で表される化合物である
「低分子化合物」薬についての後発医薬品をいいます。
低分子化合物の場合、その構造さえ分かれば
化学合成により同じものが作れます。
したがって、「ジェネリック」は
「低分子化合物の先発医薬品と同一の医薬品」になります。
一方、「バイオシミラー」とは、タンパク質などの
「高分子化合物」薬についての後発医薬品をいいます。
高分子化合物の場合は、分子構造が複雑ですので、
同じもの作るのが困難です。
したがって、「バイオシミラー」はその名の通り、
「高分子化合物の先発医薬品と同等/ 同質の医薬品」になるのです。
サムスンが後発医薬品、しかもバイオシミラーの市場に
進出するとは驚きです。