資生堂/実験動物使わない試験法の特許使用を無償化

http://makernews.biz/201411213995/
(Maker News 2014年11月21日付記事より)

 

化粧品メーカー最大手の資生堂は、

実験動物を用いずに化学物質のアレルギー性を調べることができる、

皮膚感作性試験代替法「h-CLAT(エイチクラット)」の

特許使用を無償でライセンスすると発表しました。

 

こういう動きは歓迎です。

 

学生時代、私もラット(ねずみ)による生体実験を経験しています。

何匹ものラットの命を奪ってしまっているわけです。

 

Control群といいまして、比較対照とするラットは、

普通に育てたラットですので、

そのようなラットまで命を奪う必要はなかったため、

知人という知人を総当たりして、飼って頂きました。

 

多くの女性の方に可愛がって頂きましたが、

しょっちゅう、「○○ちゃんがご飯食べないんだけど。。。」

と電話が掛かってきて、その都度様子を見に行きました。

 

大変ではありましたが、飼って頂いたすべてのラットが寿命を全うでき、

嬉しかったのを覚えています(もちろん、“お葬式”には参列しました)。

あれから22年、その時の記憶がよみがえってきました。

 

研究者であれば誰しも、

動物の命を奪うという経験をされていることでしょう。

 

大切なのは、その時の気持ちだと思います。