https://www.sankei.com/article/20240821-47FLX4XALJLRBMGN3RWMKDXOCA/
（産経新聞 2024年8月21日付記事より）

トイレットペーパー1ロールの長さが従来よりも3倍長い商品を販売する「日本製紙クレシア」が、3.2倍長い商品を販売する「大王製紙」に対して提起した特許権侵害訴訟ですが、東京地方裁判所は、特許権侵害は認められないとして、日本製紙クレシアの訴えを退けました。

https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/308/093308_hanrei.pdf

担当は第46部です。柴田義明裁判長、杉田時基裁判官、仲田憲史裁判官という構成でしたが、柴田裁判長は知財高裁へ、仲田裁判官は確か秋田地裁だったかへそれぞれ転出しています。

日本製紙クレシアの本件訴訟に係る特許権は3つあり、いずれも数値限定を主とする特許権です。

日本製紙クレシアは知財高裁へ控訴する意向を示していますが、大王製紙の製品がそれら特許権の数値の範囲にないのであれば、日本製紙クレシアが知財高裁へ控訴しても、厳しい結果となるでしょう。

さて、裁判の行方はいかに。

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