「漫画村」への広告配信 2審も代理店に賠償命令

 

https://www.sankei.com/article/20220629-MZICKNUF6JM65PWKSNIVXUOFDA/
(産経新聞 2022年6月29日付記事より)

 

知的財産高等裁判所(知財高裁)は、既に閉鎖の海賊版サイト「漫画村」に広告を配信して広告料を支払い、漫画村による著作権侵害を幇助(ほうじょ)したとして、株式会社エムエムラボと株式会社グローバルネットに対し、2社に計1,100万円の賠償を命じた一審の東京地裁の判決を支持し、広告代理店側の控訴を棄却しました。

 

インターネット広告を取り扱う広告代理店は、広告掲載のサイトの信用に乗っかって商売をしているわけですから、知財高裁の判断は妥当だと思います。

 

なお、株式会社エムエムラボの代表取締役が、株式会社グローバルネットの取締役であることから、この2社は関連しているようです。

 

また、損害賠償額についてですが、一審の東京地裁では1,100万円と算定されましたが、実は、二審の知財高裁では2,039万6,838円と算出されたのです。

 

そしてこの算定された賠償額は、原告(被控訴人)の請求額を超えるものだったため、控訴棄却となったのです。

 

原告にとってはもったいない判決となりましたが、今後のこういうケースの損害賠償額の選定基準にはなりそうです。

 

きらめき国際特許事務所

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