「ゼロ円ならライセンス契約を結ぶ」・・・中小企業のセルフレジ技術‟利用”を巡るユニクロの‟主張”

 

「ゼロ円ならライセンス契約を結ぶ」「たいしたことない弁理士とののしる…」
中小企業のセルフレジ技術‟利用”を巡るユニクロの‟主張”

https://bunshun.jp/articles/-/46124
(文春オンライン 2021年7月5日付記事より)

 

「セルフレジ」を開発した「アスタリスク社」と、当所からアスタリスク社のライセンス要求に応じない「ファーストリテイリング社(ユニクロ・GU)」との争いについてです。

 

私は、夏は「AIRism」、冬は「HEATTECH」を大購入して、毎日使用していますが、久しぶりにユニクロへ行ってみると、対面レジがなくなって、「セルフレジ」になっていることに気付きます。

 

この「セルフレジ」について、当所からコンペに参加していて、「セルフレジ」の特許を複数保有している「アスタリスク社」が、アスタリスク社のセルフレジを採用しないとしつつ、自社開発品と称してセルフレジに舵を取った「ファーストリテイリング社」に対し、特許権を行使します。

 

これに対し、「ファーストリテイリング社」は、「アスタリスク社」が保有する「セルフレジに関する特許」に対し、片っ端から無効審判請求を行なっています。

 

「ファーストリテイリング社」は、言わずと知れた大企業ですが、「アスタリスク社」は中小企業ですので、「ファーストリテイリング社」による「アスタリスク社」への、いわば「兵糧攻め」の様相を呈しています。

 

「ファーストリテイリング社」の知財争訟は、これはこれで一つのやり方であるとは思いますが、どうしても「えげつなささ」を禁じ得ません。

 

「ファーストリテイリング社」とすれば、固定費である人件費が日々浮くわけですから、この争訟の「元手」があることになりますが、「アスタリスク社」にとっては、この争訟の費用は、すべて「持ち出し」です。

 

もし、「ファーストリテイリング社」が押し切るような結果になると、「侵害し得」のようなことにもなりかねません。

 

一日も早い決着を望んでなりません。

 

きらめき国際特許事務所

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