https://www.sankei.com/article/20220629-MZICKNUF6JM65PWKSNIVXUOFDA/
(産経新聞 2022年6月29日付記事より)
知的財産高等裁判所(知財高裁)は、既に閉鎖の海賊版サイト「漫画村」に広告を配信して広告料を支払い、漫画村による著作権侵害を幇助(ほうじょ)したとして、株式会社エムエムラボと株式会社グローバルネットに対し、2社に計1,100万円の賠償を命じた一審の東京地裁の判決を支持し、広告代理店側の控訴を棄却しました。
インターネット広告を取り扱う広告代理店は、広告掲載のサイトの信用に乗っかって商売をしているわけですから、知財高裁の判断は妥当だと思います。
なお、株式会社エムエムラボの代表取締役が、株式会社グローバルネットの取締役であることから、この2社は関連しているようです。
また、損害賠償額についてですが、一審の東京地裁では1,100万円と算定されましたが、実は、二審の知財高裁では2,039万6,838円と算出されたのです。
そしてこの算定された賠償額は、原告(被控訴人)の請求額を超えるものだったため、控訴棄却となったのです。
原告にとってはもったいない判決となりましたが、今後のこういうケースの損害賠償額の選定基準にはなりそうです。
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著作・不正競争
https://www.huffingtonpost.jp/entry/slasher-film-winnie-the-pooh_jp_62903da4e4b0b1d98453a189
(HUFFPOST 2022年5月27日付記事より)
1926年に出版されたA・A・ミルンの児童小説「くまのプーさん」が、出版後95年経過したことにより著作権が消滅し、2022年1月にパブリックドメインとなりました。
ただし、ディズニーの「くまのプーさん」そのものではないことに注意が必要です。
それでも、とんでもないパロディー映画が誕生したようです。
問題作のタイトルは「Winnie the Pooh: Blood and Honey」で、直訳すると「くまのプーさん:血とはちみつ」となります。
パブリックドメインとはいえ、ちょっとやり過ぎじゃないかと思います。
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著作・不正競争
https://www.bcnretail.com/news/detail/20220520_280236.html
(BCN+R 2022年5月20日付記事より)
今回もしばらく前のトピックスになりますが、国立国会図書館は、「個人向けデジタル化資料送信サービス」(略称:個人送信)を開始しました。
絶版などの理由で入手が困難な資料を、利用者自身のスマートフォンやタブレット、パソコンで閲覧できます。
現時点では、資料の本文画像の閲覧のみとなっていますが、2023年1月をめどに、印刷機能の提供も始まる予定とのことです。
これは良いサービスですね。
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著作・不正競争
https://www.sankei.com/article/20220518-EFRBL7AJNBNXDLA4CH36UGRCPQ/
(産経新聞 2022年5月18日付記事より)
しばらく前のトピックスですが、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2021年度に著作物使用料(印税)を最も多く分配した国内作品は、歌手LiSA(リサ)さんの「紅蓮華」だったと発表しました。
「紅蓮華」は2年連続の1位で、2位には同じくLiSAさんが歌う「炎」が入りました。
このトピックスのときには毎回お話ししていますが、「歌手」には印税は入ってきません。作詞、作曲をした方に入ってきます。
「紅蓮華」については、作詞はLiSAさん、作曲は草野華余子さんです。
ですので、草野華余子さんにもかなりの印税が入っています。
「歌手だけ」はダメですよ。「シンガーソングライター」ですよ。
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著作・不正競争
東海オンエア「ぐりとぐら」パロディー動画の削除騒動 版元が著作権侵害を申告…UUUMが謝罪していた
https://www.j-cast.com/2022/06/28440334.html?p=all
(J-CAST 2022年6月28日付記事より)
絵本「ぐりとぐら」を出版する福音館書店が、大手ユーチューバー事務所・UUUMに所属する「東海オンエア」による同作のパロディー動画「【超訳ぐりとぐら】『てつとゆめ』」に対し、著作権侵害による削除申請をし、このパロディー動画は削除されました。
そのパロディー動画はのイメージは、下記のURLのサイトを見て頂ければ、お分かりになると思います。
https://kai-you.net/article/84051
著作権(著作財産権)のうちの「翻案権」の侵害に該当すると思いますし、著作者人格権の「同一性保持権」の侵害にも該当するでしょう。
有料、営利目的での利用を希望するのであれば、事前に問い合わせをするべきですね。
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著作・不正競争
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220614004700882?section=search
(聯合ニュース 2022年6月14日付記事より)
韓国の歌手であるユ・ヒヨルさんが、坂本龍一さんの曲を盗作したという疑惑が浮上しましたが、これについてユ・ヒヨルさんが謝罪しました。
曲は潜在意識にどうしても残ってしまいますので、お気に入りの曲がお気に入りであればあるほど、こういうことになりがちです。
だからといって、他人の曲に対し、依拠性と類似性が認められる曲をリリースして良いかといえば、そうではありません。
それは著作権侵害、著作者人格権侵害になります。
とはいえ、このユ・ヒヨルさんのケースは、坂本龍一さんもお許しになっているそうですから、これ以上とがめられることはないでしょう。
個人的には、そうであるなら、カバー曲としてリリースする選択もあるのではないかなと思います。
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著作・不正競争
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD37NMDWX2PV01
(Bloomberg 2022年6月7日付記事より)
大ヒット映画「トップガン」の続編の、「トップガン マーヴェリック」の著作権をめぐり、オリジナル版の原案となった雑誌記事の筆者の遺族が、制作会社の米国パラマウント・ピクチャーズを相手取り、米カリフォルニア州の連邦裁判所に訴えを起こしたとのことです。
1986年公開の「トップガン」は、イスラエル人ライターの故エフド・ヨナイ氏が1983年に執筆した記事に基づいて制作されました。
ヨナイ氏の遺族の主張によりますと、パラマウント・ピクチャーズがこの時に取得した権利は期限が切れ、ヨナイ氏の遺族が2020年1月に同社に通知していたにもかかわらず、パラマウント・ピクチャーズはそれから続編が完成する21年5月まで、権利がないことを知りながら制作を続行したとのことです。
一方のパラマウント・ピクチャーズは、訴えには根拠がないと主張し、断固として争う姿勢を示しているそうです。
さて、日本でも好調の「トップガン マーヴェリック」ですが、結果はいかに。
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著作・不正競争
https://www.cinematoday.jp/news/N0130519
(シネマトゥデイ 2022年6月6日付記事より)
日本で初めて、AI(人工知能)より生成された脚本を使用した短編映画が上映されたそうです。
この記事とは関係ありませんが、最近、AIの学習性についてよく考えます。以下、間違っていたら申し訳ありません。
将来はともかくとして、現状の「AI」は、与えられたデータの中で最適化をするのに長けているという理解でいます。
この「最適化」には、その範囲での「応用」も含みます。
ですが、「創造」という言葉に置き換えられるような「応用」には、至っていないのではないかと思います。
それゆえに、例えば将棋や囲碁など、一定の範囲(枠)が設定されている環境下では、AIは優れていると思います。
他方、この記事の「映画」もそうですが、例えば「映画」の場合ですと、おそらくヒット作を記憶させて、その中から抽出と組み合わせ、+αの応用により作られるのであり、「創られること」には程遠い気がしています。
我々弁理士業界でも、AIを利用したサービスが提供されていますが、同じようなことが言えるように見受けています。
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その他, 著作・不正競争
https://gigazine.net/news/20220603-youtube-pirating-liable/
(Gigazine 2022年6月3日付記事より)
海賊版コンテンツの拡散について、YouTubeなどのプラットフォーム提供者が責任を負う可能性があるとする判決を、ドイツの連邦最高裁判所が下しました。
「権利者から苦情を受けた際に、迅速に対応しなかった場合は、プラットフォームの提供者に法的責任が生じる」、「また、プラットフォームが著作権侵害に加担したり、著作権侵害を認識しつつ対応しなかったりすると、法的責任が生じる」という内容です。
まったく違和感がなく、当然だと思うのですが、業界の常識は違うのかもしれません。
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著作・不正競争
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2206/02/news163.html
(ねとらぼ 2022年6月2日付記事より)
JR東日本は、5月に公開した報道発表資料内で、インターネット上に掲載されていた画像を権利者の許可なく使っていたとして謝罪しました。
本来使用するべきだった画像ではなく、インターネットからダウンロードした画像を取り違えて掲載したとのことです。
ですが、記事に掲載されている「修正前」と「修正後のリリース」を見ると、単に画像が削除されていることに気付きます。
「本来使用するべきだった画像」は、どこへ行ってしまったのでしょうね?
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